2015年09月05日

賢明だったインドネシアの高速鉄道の判断

9月3日の夜、インドネシアはジャワ島の高速鉄道計画を作らず、中速度の鉄道で十分だと結論づけた。懸命な判断である。この計画はジャカルタとバンドン間140kmを結ぶ計画であった。日本と中国が受注競争をしていた物件で、どちらを選択しても問題だ。インドネシア贔屓の自分としては日本の受注を望んではいた。日本の総工費は約50億ドルの75%に利率0.1%の円借款を供与、一方、中国は約60億ドルで全額に利率2%の融資付きだ。何れにしても大きな財政負担である上に、決定後の日本や中国との関係は大変微妙である。中進国であるインドネシアではまだ他にやるべき事が山とある。第一、ジャカルタとバンドンの間だけを高速鉄道で結んでもどれだけの経済効果が期待できるのか?それより、ジャワ島を走っている既存の鉄道を整備する方が遥かに経済効果が得られる。昔の事であるが、インドネシア滞在中にバンドンからジャカルタまで車で走った事がある。シボレーインパラの白タクだったが、4時間弱の時間でジャカルタへ到着した。今回の計画案はインドネシア側からの要請かも知れないが、国の財政や短距離区間などを考慮すれば、日本も中国も通常の鉄道を提案すべきだったのではないか。ジョコ大統領の今回の決断を「了」としたい。
posted by ケチ at 12:36| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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