2020年02月08日

日本国憲法第9条2項の解釈について

日本国憲法誕生に際して、マッカーサーはケーディスに三原則を示して一週間で憲法案を作成するように指示をした。三原則の内の一つ「戦争放棄」には自衛権の放棄も含まれていたがケーディスらは、作成作業の中で自衛権の放棄は無理とマッカーサーに進言し容れられ、憲法案を日本側に提示した。日本側もこれを原則的に受け入れたが、自衛権は救済するとのケーディスの意図は日本政府が発表した案には明確に反映されていなかった。その後、憲法案は議会で審議され、憲法改正案特別委員会で重要な修正が行われ、第2項の冒頭に「前項の目的を達成するため、」との文言が追加された。これで自衛のための戦力保持が可能になったと解釈出来るとの説を学んだ(日本政治外交史)。修正の意図をことさら明確に説明しなかったことが、後の9条解釈をめぐる論争の一因になっている。現実は自衛隊は自衛のための軍隊である。曖昧なままで長年放置するのは良くない。
posted by ケチ at 20:24| 大阪 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする